着物の髪型(自分で簡単に結うためのブラシ、くし)
自分で着物の髪型をアレンジしたときに、ブラシやくしで髪を傷めてしまったことはありませんか?
ブラシやくしの使い方にもコツがあります。
そのコツを知ることで髪も痛まなくて済みますし、何より結うこと自体が楽しくなってくると思います。
ここでは、着物の髪型をセットするのに必要なブラシやくしの取り扱い方や、ピンの留め方について、お話したいと思います!
ブラシの取り扱いについて
ブラシは髪の流れを整えて、ブラッシングすることで髪にツヤが出てきますね。
頭皮までブラシの毛が届いて、髪への負担が少ないブラシが自分で簡単にセットできてオススメです。
ブラシの毛のタイプで言えば、髪への負担が少なくて済む天然毛とナイロンの混合タイプがいいですね。
特に編み込みの髪型は、髪のツヤを最大限生かすアレンジなので、しっかりブラッシングして下さい!
くしの取り扱いについて
くしは普段の髪型を整える時でも活躍しますね(笑)
着物の髪型に合うくしは、柄付きで持ちやすい大きさのものが自分で簡単に整えられるので、いいでしょう。
本黄楊(ほんつげ)などは、髪に優しい感触で使えば使うほどに味がでてきますのでオススメです。
他にはプラスティックの素材でも種類が多いので、自分に合った持ちやすいものを選ぶといいと思います^^
逆毛を立てるときは
くしは、前髪や後ろ毛、分け目を整えるときにも活躍しますが、逆毛を立てるときにも使いますよね。
逆毛をたてるというのは、着物の髪型をアレンジするときによく使うのですが、逆毛を立てたい部分の髪を、柄を使って取り分け、その上側を手前に軽く何度かときます。
逆毛を立てたら髪をかぶせて表面を整えれば完了です!
自分で簡単にできますね(笑)
この時、逆毛は髪をしっかり持って、上側だけをなでるようにして下さいね。
くしの歯が髪の下まで出ていると、美しい逆毛が立ちませんよ(笑)
種類別のピンの留め方
着物の髪型をアレンジする時には、アメリカピンとUピンを使いますよね。
使うピンは髪の表面に出ないようにすることが基本ですが、きっちりと髪が留まり抜けにくいことも重要な条件ですね。
基本的な留め方を覚えれば、着物の髪型のアレンジが簡単になり、髪型を長く維持できるようになりますよ(笑)
アメリカピンの使い方
アメリカピンは、毛束を地髪に留めて髪を固定するときに使用します。
短いほうを上にして先を開き、毛束と地髪を挟んで挿し込みします。
しかし、一度留めると動かせないので、毛束を動かしたいときはUピンになりますね。
Uピンの使い方
Uピンは適度なゆるみを持たせて、髪を押さえるときに使用します。
留めたい毛束の上から地髪をすくって縫うように差し込んでいきます。
髷(まげ)を留めるのに必要なので、大きなものから小さなものまで準備して、留める髪の量に合わせて使い分けをしてくださいね。
そうすれば自分で簡単に調整ができると思います^^
着物で髪型を整えるときには、髪を傷めないためにも正しいブラシとくしの使い方をしていきましょう!
自分で簡単にできますから、是非実践してくださいね(笑)